「アグリカン」は軟骨由来の「プロテオグリカン」です。

「プロテオグリカン」はタンパクにコンドロイチン硫酸（糖鎖の一種）がたくさん結合した極めて複雑な構造をした生体成分です。しかし、その複雑な物質がサケ鼻軟骨から簡易的な方法で精製され、精製プロテオグリカンが多彩な機能を持っていることが弘前大学の研究から明らかにされるにつれて、複雑で取り扱いが厄介な物質は一躍、魅力にあふれる新素材として認められるようになりました。
 
「プロテオグリカン」という名称はタンパク（protein）に糖鎖（glycan）が結合した物質の一般名で、軟骨組織にある「プロテオグリカン」を「アグリカン」といいます。弘前大学の研究試料のサケ鼻軟骨「プロテオグリカン」も「アグリカン」であることが同定されています。私たちも独自のアミノ酸配列の質量分析と遺伝情報から同様の結果を確認しました。そこで弊社は軟骨から分離精製した「プロテオグリカン」を「アグリカン」という用語を持ちることにしています。
 
2011年アグリカン精製の第一人者、児島薫氏とともに株式会社「グライコスモ研究所」を起ち上げました。サケ鼻軟骨アグリカン製造のファウンダーとなりました。アグリカン製品開発の株式会社「AGT&T」は、2013年に設立しました。アグリカンサプリメントの製造販売からの出発でした。
2017年にはフカヒレの軟骨から「アグリカン」を生産する技術も確立しました。現在はフカヒレアグリカンの性質を生かした化粧品開発に努めています。
 
社名のＡＧＴ＆ＴのAＧはアグリカン（Aggrecan）、Tは「アグリカン」の物性や機能を応用して有用な製品に転用する意味のTransfer、またAGT で感謝のAriGaTouも含めた意味で付けました。末尾のTは私のイニシャルです。「アグリカン（AG）」を「Health and Beauty]にどれだけTransferできるか楽しみながら挑戦してみたいと思っています。